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help リーダーに追加 RSS 梅雨はどこへ?:梅雨時期に咲く野草たち

<<   作成日時 : 2008/07/09 01:39   >>

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 本来ならここ大阪はこの時期、梅雨末期のはず。ところが、日本列島の天気図から梅雨前線はいつのまにか消滅・・・。このまま梅雨明けとなれば、夏場の水不足は必至です。
 が、日当りがイマイチなウチの田んぼにとって、降雨や曇天が少なく、日照時間が増えるということは、それだけイネの生育を後押ししてくれるということ。水田ですから水不足は困りますが、大抵水田の水不足は何とかなる場合が多いんです。だとしたら、冷夏よりは暑い夏の方が良い。

 
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 ウチの田畑から上流部を仰ぎ見るの図。この写真だけを見る限り、これは真夏の空模様。ホンマに、梅雨、明けたんと違う? しかし、ここ数日、天候が不安定な状況で、現時点ではまだ本格的な梅雨明けには至っていない模様です。

 野良仕事の方は、稲作最大の苦行(苦笑)、田んぼの除草が中心になっています。7〜8月まで、月火木金がバイトで水土日を野良仕事に充てているんですが、その田んぼの除草が盆前頃まで続くので、当分の間、殆ど休めそうにありません。

 そんな中、田畑周囲では梅雨時期を飾る野草が順次、開花してきています。

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 これはご存知の方も多いと思いますが、キク科の多年草、ノアザミです。アザミの仲間は国内では60種ほどあるとのことですが、5月頃から開花するのはこのノアザミだけなので、この時期なら容易に識別できます。
 群落のようなものは作りませんが、この地域では初夏から晩秋まで、株が入れ替わり開花し続けます。赤紫色の花は遠くからでも鮮やかに目立ちます。

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 ストローのように見える、細い1本1本が花で、その花の集合体を「頭花」と呼びますが、キク科の植物はこの頭花を付けるのが特徴です。それにしてもこのノアザミの頭花はとてもモテてますね(笑)。アブの一種とモンシロチョウが訪れました。

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 田んぼの山林側の畦に毎年できる、ドクダミの「お花畑」です(苦笑)。畦なので作業の都合で通らざるを得ず、踏跡を付けてしまいました(苦笑)。歩くと、ドクダミ特有の異臭がむっと漂ってきます(苦笑)。

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 ドクダミ科ドクダミ属の多年草で、古くから民間薬として利用され、10種の薬効があるという意味から、「十薬」とも呼ばれているのは周知の通りです。
 写真で白い花びらのように見えるのはがくが変形したもので、その白いがくの上に直立した花穂に、めしべとおしべ3本だけを持つごく小さな花(この花自体は花びらを持たない)がびっしりと付いているのです。

 以前、知人から「ドクダミ茶」の作り方を教わったことがあるのですが、田植え〜除草と最も忙しい時期に収穫してやらなければならないので、ドクダミのお花畑を目前にしながら、まだ「ドクダミ茶」を味わえないでいます(苦笑)。

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 これは10日ほど前に咲いたものなんですけど、ユリ科の多年草でササユリです。昔、人が薪炭などを取るために里山を丁寧に手入れしていた頃には普通に見られたユリだそうですが、その里山の荒れと共に、このササユリも急速に姿を消しつつあります。
 自然が色濃く残っているこの地域でも、ササユリが美しく開花しているのを見るのは珍しくなってきました(泣)。
 葉っぱがササそっくりなことが名前の由来です。名前の由来は結構大袈裟なことが多いんですが、このササユリに限っては、花やつぼみが無く、周囲にササが生い茂っていれば(ササユリはそのような環境で自生することが多い)、間違える可能性が高い。何も知らずに機械で草刈をやっていると、知らずに刈ってしまったりしてしまいます(苦笑)。

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 今年、ウチの田んぼの側で開花したのはこの1株だけ。それでも、この美しい花を拝めただけ、幸せです。昨年はなぜか、開花直前に、花が忽然と姿を消しましたから(どうやら、盗まれたらしい・泣)。

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 今回のブログのトリを務めるのはこの野草、みなさんご存知のホタルブクロです。ウォーキングなどで市街地を歩いていると、この時期、結構庭先やプランターで栽培しているのを見かけます。花の形がユニークで美しいので、栽培されることの多い植物ですが、原種の野草の方は、前述のササユリの欄でも触れたように、里山の荒れに呼応するようにめっきりその姿を減らしています。
 ウチの田畑のある茨木市北部の自然の色濃い里山でも、このホタルブクロはどこにでもあるという野草ではなく、毎年、ほぼ同じ箇所に点在して自生しているような状況です。大きな群落を作ることもなく、まさに「点在する」という表現がふさわしい。しかし、一度開花すれば、そのユニークで大柄な花は遠くからでも目立ちます(笑)。

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 キキョウ科の野草は花が美しい仲間が多いですが、このホタルブクロもそのキキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。別名や地方名が多いことでも知られ、子供がホタルを花の中に入れて遊んだという名前の由来も、ホタルブクロが人に親しまれてきた野草であることを物語っています。
 数年前に今の田畑をお借りした時にはホタルブクロは見られなかったのですが、3年目ぐらいから畑の法面に復活し始め、写真のような白い釣鐘型の花を付けたのを見た時には感激したのを覚えています。
 荒れていた畑を再開墾し、法面などの草刈を励行することで、勢いの強い他の雑草との競争に負けて土中で眠っていたホタルブクロを呼び覚ましたらしい。それ以降、草刈のタイミングを調整することでホタルブクロが種を落とせるように努めた結果、今年には株が若干増えていました(笑)。
 このような野草を残していくためには、里山の環境保全に大きく関わる、我々百姓の創意工夫もポイントのひとつであることを、このホタルブクロは教えてくれています。

 ところで、このホタルブクロの名前の由来である、「ホタルを花の中に入れて遊ぶ」を是非とも実行してみたいと画策してはいるのですが、ウチの田畑では難しいことが分かってきました(苦笑)。
 ホタルブクロの開花時期は梅雨末期の6月末〜7月初旬なんですが、この近辺でのゲンジボタルの発生時期は6月中旬頃で、微妙に時期が合いません(苦笑)。
 ヘイケボタルなら7月初旬頃から8月にかけて発生するので、捕獲してホタルブクロの花の中に入れるのは可能ですが、ヘイケボタルはゲンジボタルより小型な分、光も弱々しく、ホタルブクロの花の中に入れても、提灯のようにホタルブクロの花が「点灯」するかどうかは極めて?。 日没後の夜間にその様子をデジカメで撮影するのはほぼ不可能だろうということが分かってきました(苦笑)。
 だから、どうなのだ? と問われると返す言葉が無い、ただの遊びなんですが・・・。

 ウチの田畑の下手を流れる川沿いのゲンジボタルは既に姿を消しましたが、ウチの田んぼのヘイケボタルはこれからしばらくの間、その光の舞いを楽しむことができます。今年はまだ見てませんが・・・。
 ヘイケボタルに関しては、また後日、触れてみたいと思っています。
 



 

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
花に囲まれての作業 大変でしょうけど
気持ちが落ち着く様な気がするのは 私だけでしょうか(笑)

バイト 頑張っていらっしゃるんですね。
ご苦労様です。
二足のわらじは 本当に大変だと思います。
って この間まで サラリーマンだったんですよね。

昨日の雨は、凄かったので ちょっとは助かりましたか?

花は 自然に勝手に咲くのかと思っていました。
里山の条件で 左右されるなんて
本当に 繊細なんですね。

高速を走っていると 良く百合が咲き乱れているのを見ますが、
あれも やはり除草などされているからでしょうかね。
お盆は「百合綺麗ぃ〜!」と 良いながら
ドライブに行っています。
ヒロロン
2008/07/09 07:35
やはり、お忙しい毎日をお過ごしなのですね。

ササユリ、キレイですね。兵庫県の篠山で、民家の裏山に咲いているのを見せていただいたことがありますが、昔は、あちこちに見られたそうです。ほんとうに少なくなってしまいました。私が見たササユリも、民家に隣接する山であったから、こうして、盗掘されずに済んだのでしょう(-_-)。
野の花は、環境の微妙な変化に敏感です。庵の川向かいの山でも、斜面のうっそうとした木が切られたその年、たくさんの白い花が咲いているのを見つけました。白い花は、ホタルブクロでした。陽が差し込むようになって、眠りから覚めたように花をつけました。

ヒロロン様
高速道路の側に咲くのは、白いテッポウユリでしょうか?
明るいところを好みますね。

しげやん様
このブログに巡り合ったのは、書き込みをさせていただいたつい先日のことです。過去記事を先日来、読ませていただいております。
野の花や虫たちの写真と添えられた言葉に感動しながらです(*^_^*)m(_ _)m!
 舞萩
2008/07/09 23:38
 こんばんは〜〜♪ しげやんさん おつかれさまです。
実家の母が、「ドクダミ」を焼酎に漬けて”かゆみ止め”に効く液を作ってくれたのを思い出します(今グループホームで元気で〜す)

こちら(関東)の ホタルブクロ は 白もありますが 紫色が多いですね 先日 伊香保温泉を通って榛名湖の温泉に行く途中の カーブに紫色が咲いていました。こちらでは、別名トッカン花とも言うようです。

明日・・・もう・・・今日は(^^ゞ;義母(はは)の病院にウチの庭に咲いた ユリの花を持って行こうと思います。
きいろろ
2008/07/11 00:33
ヒロロンさん:
 野良仕事自体は正直いって辛いこともありますが、そんな時に四季の野草の美しさは非常に力添えしてくれてますよ。
 野草の中には人間の活動に大きく依拠している仲間も珍しくはありません。里山の代表的な自然である雑木林も、元は地元の人間が薪炭を取るために苗を植え、木を伐ることを繰り返して維持してきたもので、専門的には「二次林」と呼びます。ホタルブクロやササユリなどは、この二次林とその周辺の環境に適応して繁栄してきた野草なので、里山に人手が入らずに荒れてくると、途端に姿を消すことになってしまうのです。
しげやん
2008/07/14 06:15
舞萩さん:
 里山の自然が各地で消滅・荒廃する中で、希少化しているササユリの盗掘が相次いでいるという噂を耳にしたことがあります。数あるユリの仲間の中で、ササユリは人工栽培が非常に難しく、知識や経験の浅い素人においそれと扱えない野草です。盗掘しても増やすのはおろか、盗掘個体を枯らすのが関の山なので、盗掘は是非とも止めて頂きたいのですが・・・。野草を盗掘するような輩には、こんな声は届かないのでしょうね(苦笑)。
 同じ野草のユリでも、オニユリなどは子供でも栽培できるんですが。それと、ここ数年来、大阪近辺で台湾あたりから帰化したと思われるユリが山野で増えているのを目撃しています。名前は忘れました(苦笑)。帰化種と知ってか知らずか、庭などで栽培しているのを見かけたりしています。
しげやん
2008/07/15 06:07
しげやん様:
 ササユリの美しさは、他のユリには、その美しさに叶う物はありませんね。
野の花は野にあるように・・。
庵のある西山の奥にも、カタクリの群生地があり、知る人ぞ知る・・でも「誰にも教えない」・・山の好きな人、自然の好きな人たちは、そうしてきたのですが、とうとう、盗掘者が多くなり、哀しいことですが、自然を守る人たちの手で花の時期にはパトロールが行われるようになりました。野草は、総じて、繊細ですね。しげやんさんも書かれているように、それを山から庭に、植木鉢に移植しても育つことはありませんものね。山の湿気・風・落ち葉など・・・全てが、それぞれの花にとっていちばん快適な環境をつくる場所に咲いています。
庭に咲く花も同じです。その花がいちばん気に入りそうな場所を探してやらないといけませんから。
舞萩
2008/07/15 21:02
きいろろさん:
 ホタルブクロには紫色のものもあることは知っていますが、こちら、というか、僕が今まで見かけた野生のホタルブクロは全部白色でした。おそらく、地域差があるものと思われます。別名の多い野草として知られ、図鑑で調べただけで十種以上はありました(笑)。
 ドクダミ、来年こそは有効利用してみたいと思っています。
 そう言えば、今年は茶葉を採るの、忘れてたな(苦笑)。茶の木が数株、畑の法面に植わっているんです(笑)。
しげやん
2008/07/16 07:45
舞萩さん:
 カタクリの群生地が京都・西山にあるとは知りませんでした。この北攝の山の中でも、カタクリはなかなか見られなくなっており、もちろん、ウチの田畑周囲にもありません。十数年前までは山歩きをやってましたが、比良山系の山までわざわざカタクリの群生を見に行ったことがあります。
 カタクリもササユリも発芽から開花まで数年はかかってしまいます。盗掘はあっという間ですが、荒らされた群生地が元の姿を取り戻すまでは10年近くを要してしまいます。パトロールは情けない話ですが、状況を考えればやむを得ないところでしょうね(苦笑)。
しげやん
2008/07/17 06:15

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