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ウチの田んぼから農道を挟んで向かい側にある畑。面積的には2畝(約60坪)程度はあるんですが、山の急斜面を切り開かれて造成された棚田の形状が禍いし、側の山林の陰にもなっていて、実際に畑として使える面積は約半分といったところか(苦笑)。 畑というよりは、向かいの田んぼでの稲作の作業基地として重宝しています。 その畑の法面に石垣状になった箇所があり、夏場になると、そこはススキやササなどの夏草が繁ってしまうんですが、その石垣にしっかりと根を張った低木が何株か自生しています。 写真がその低木なんですが、いかにもぱっとしない風情で、何の木なのか判然としませんよね。 実はこれ、チャノキ。そう、あのお茶を採る木なんです。元々は中国南西部原産で、10世紀頃に日本に移入され、12世紀頃から本格的に栽培され始めたそうです。 ツバキ科ツバキ属の常緑低木で、温暖で肥沃な土地を好みます。10〜11月頃、サザンカを小さくしたような白い花を下向きに開花し、ツバキの実に良く似た実は1年後の秋に熟し、分厚い皮が3つに開いて中から1cm程度の丸っこい種がこぼれ落ちます。 チャノキは葉にカフェインを大量に含むため、お茶として利用するべく栽培されています。紅茶として利用されるアッサムチャはタンニンが多いそうですが、チャノキはそのタンニンが少ないので、緑茶に適しているとのことです。 また、チャノキは常緑低木で花も楽しめるので、生垣や庭木としても利用されています。 簡単なお茶の作り方。5〜6月頃、新しく出たチャノキの若い枝を摘み取り、ゴミや枯れ枝、太い枝は取り除きます。そして、それを枝ごと蒸すか、または火で軽く炙った後、手で揉みます。 すぐに利用したければ、その茶葉をお湯に入れて沸かせば即席「ほうじ茶」の出来上がり! 保存して利用したい場合は、蒸しあがった茶葉(または、炙って揉んだ後の茶葉)を十分に干します。 チャノキは栽培されていた個体が野生化して、温暖な地域の雑木林などに広がり、あちこちで自生しています。僕も山歩きや自然観察などをしていて、低山や雑木林で結構野生のチャノキを見たことがあります。ただ、日当たりが良くて水はけが良く、更に肥沃な土地でなければ、良質な茶葉は採れません。写真の個体も残念ながら、生えている場所が悪過ぎて、茶葉を収穫できるほどの体力は無さそうです。 せめて、石垣の間に根を張って頑張っているその姿にエールを贈り、花期にはその白い可憐な花を観察したいんですが、このチャノキの花期はちょうど稲刈〜脱穀シーズンとモロにダブっていて、 おそらくそれどころではない状況になっていると思われます(苦笑)。 チャノキで注意したいのは、これに付く虫です。チャドクガというガの幼虫が大発生することがあります。幼虫は体長2cm程度の小さな毛虫ですが、名前の通り、成虫も幼虫も、蛹まで有毒です。 体毛が毒針になっていて、皮膚に刺さるとひどいかぶれを起こします。5〜6月、8〜9月に発生します。虫はもちろんのこと、虫のいる付近にこの毒針毛がばらまかれているので、下手に素手で除去するのは危険で、ゴム手袋で枝ごと取って足で踏み潰すのが懸命です。農薬を使う手もありますが、茶葉を利用したいのなら絶対に使用は避けるべき。 駆除は厳冬期にこいつの卵(黄色っぽい卵が葉の裏や枝に点いている)を丹念に探し、見つけたらやはりゴム手袋で除去しておきます。これが一番確実です。素手では絶対にやらないこと。 この虫はチャノキだけでなく、同じツバキ科のツバキやサザンカにも発生しますのでご注意を! なんか、話題が逸れてきましたが、このチャドクガに関しては、機会があれば詳述したいと思っています。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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お茶の花、白くてかわいいので大好きですよ。 |
みちよ 2006/02/16 12:36 |
ブログ本文で書いたお茶の作り方は、10年ほど前に某NPOで教わったもので、それまでお茶は市販されているものを買って飲むものだと思い込んでいた僕には、新鮮な経験でした。 |
しげやん 2006/02/17 21:36 |
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